Author Archives: hidakasemi

2021年度 第36回ゼミ(2022.01.08)

【研究状況報告:春山さん】

PRの執筆状況とSEMによるデータの分析の進捗を共有しました。パス図にある仮説の検証を主に議論した。特に、統計的に有意な結果を持ちながらも係数の重みが低く『効果量』では有意性を持たない関係に関してPRでどのようにまとめるかに関して先生から助言をいただいた。そのほかに、期日までの作業量を共有し、新たに分析などを加えるよりかは、これまでやり遂げたことをまとめることに集中することを先生と確かめました。

2021年度 第35回ゼミ(2021.12.26)

【研究状況報告:原口さん】

先行研究に基づく仮説に対して、スポンサー企業へのインタビューデータを分析した考察を発表した。

先生からのアドバイス
・今回作ったフレームワークの意味づけが重要。提案する分析フレームワークを説明し、それを使って分析する。そのフレームワークで今まで見えていなかった何が見えてくるのかというところに価値がある。
・創出された新しい経営資源は、何によって、どのような条件で特徴を強化し、模倣困難性や移転困難性を生じさせるのかの説明があると技術経営としては良い。
・インタビューデータを元に、大会後の事業にとってプラスになったかどうかを示せると良い。

2021年度 第33回ゼミ(2021.12.11)

【研究状況報告:春山さん】

研究の進捗に関して発表を行った。発表内容は、主に事前調査の結果に関するもので、Amazon MTurkにおける苦戦の共有と調査対象である明示的フィードバックを1つ削減するか否やをご相談。先生とのご相談において、設問数が多く、アンケート回答者への負担と回答の信頼性を考慮して、タグを調査対象行動から外す方針で本研究を進める様にと助言をいただきました。次週には本調査を実施することを確認。

2021年度 第32回ゼミ(2021.11.27)

【研究状況報告:原口さん】

スポンサー企業へのインタビューを通じた定性調査のまとめを報告
今回は企業の設定した目的の実現に向けた活動の整理を行った内容を共有し、下記のような意見をいただいた。

■ゼミメンバーからの質問
・過去大会では見られなかったが、東京「ならでは」の新たに見出された活動や生み出されたビジネスとは何か
・商品開発やブランディング等販売以外の活動においてBtoC/BtoBあるいは業種によって目標達成可否に影響はあったか

■先生からのアドバイス
・事実には一般性は無いが、理屈にはある。集まったデータを読み解き、事実関係を整理し尽くすのがまずは大事だが、その上で、なぜそのような事実に至ったかの必然性が重要になる。データから読み解くボトムアップの視点と、仮説からデータを見るトップダウンの視点が必要。
・全部の要素を説明する必要はないので、論理について議論しやすいところを取り上げ、そこに注目して精査分析していくと良い。
・ビジネスにおける成功失敗は2値で分かれるとは限らないが、自分なりの成功失敗の基準を定める必要はある。

2021年度 第30回ゼミ(2021.11.13)

【研究状況報告:春山さん】

研究の進捗に関して発表を行い、発表内容は、設問項目のコーディング、アンケート実施に関わるデータ問題とパイロット調査の進め方とSEMのRにおける実装を取り上げた。今後の研究活動PRの執筆の進め方に関していろいろとご指導を頂いた。

2021年度 第29回ゼミ(2021.11.6)

【研究状況報告:春山さん】

研究の進捗の更新と博士課程進学の研究領域として課題を検討しているアテンション経済に関する考えを修士・博士合同ゼミで共有。主にアテンション経済に関するディスカッションを行い、質疑を通して概念の曖昧な箇所に対するご指摘・ご意見や論文においては、どの様な学術的な位置づけ(経済・デジタル経済・行動経済)で書くのかや事例を紹介することでストーリー性を高めることなど、様々なご意見を頂いた。

2021年度 第28回ゼミ(2021.10.23)

【研究状況報告:伊藤さん】

半導体装置メーカーが半導体メーカーに提供しているアフターサービスにフォーカスしてサービスの内容を8Psで分類を行い、提供しているプロセス、安全や保守、工程管理など細かく分類してフロー図を作り、インタビューに向けて質問の基盤骨子の構築を行った。今後インタビューを半導体メーカー2社に行い、半導体装置メーカー5社へ行うため、実際の質問事項の構築を行っていく。

<指摘事項>
・記述したプロセスをもう少し掘り下げて分析したほうが、そこから仮説を立てられるのではないだろうか?
・プロセスをもう少し細かく整理する必要がある
・各社の提供しているサービスプロセスに違いがあるため、なぜそのような戦略になったか掘り下げられれば面白くなるのでは
・フロー図は各装置メーカーに対応した各生産プロセスを網羅するよう増やしたほうが良い

先生からは以下のアドバイスを頂いた。
・アフターサービスの研究なのでここから学術研究にもっていくことが必要、8Psでは分類できないので、サービス分類マップなどを利用し、それぞれがどうゆう特性を持っているのかしっかりと分類して研究に近づけていく作業が必要
・RQ2は現時点では達成が困難であるため練り直したほうが良い

【研究状況報告:豊増さん】

Exercise 2のテーマである「専門力の向上施策 -知識の充実-」に関連し、IEAのWorld Energy Outlook2021を読み、重要と考えた章を発表した。

ゼミでの指摘

  • 今回読んだようなレポート、IEAが公開しているデータについては、今後の研究において参考資料として使用するとよい。
  • 今回のものについては全編を精読する必要はない。

今後の計画

  • 環境経済学のフロンティア 有村, 片山 他2017 を参考として読み、深掘りしたいテーマがあるか考えてみる。
  • 研究テーマがある程度絞れたらレビュー論文を読んでみる。

2021年度 第27回ゼミ(2021.10.16)

【研究状況報告:坂根さん】

本日の発表概要
研究テーマ(仮)に関連する本を紹介。
現在は“介護におけるAI”というテーマで考えているため、それに関係する本として“AI×医療の最先端”という本を紹介した。
介護現場で活躍しているAIにはどのようなものがあるのか、また実用化になかなか至らない問題は何があるのか、基本的な部分であるが知見を得ることができた。

ゼミでの指摘・コメント
・介護業界では、人手不足の解決のためにAI以外では何があるのか。
・そもそも人口減少によって、人手不足を解決することは難しいのではないか。
・より研究したいところはどこなのか。具体的に絞れるように、自分の興味・関心のあるところに焦点を当てるとよい。

今後の課題
研究テーマになり得るものを20個挙げ、それぞれを2~3行でどう考えるかまとめる。

【研究状況報告:豊増さん】

Exercise 2のテーマである「専門力の向上施策 -知識の充実-」について、前週に引き続き検討状況の報告を行った。「資源環境経済学のフロンティア 新しい希少性と経済成長」R. David Simpson, Michael A. Toman, et al , 2005を読み、重要と考えた章を発表した。

ゼミでの指摘

  • 規制への対処という意味では、規制が大きく変更された時に、変更対応としてどれだけ手戻りが必要かというインパクト分析をすると価値があるかもしれない。
  • 与えられた規制と、その規制が自分たちにインパクトのアセスメントの方法の提案ということも良いかもしれない。

今後の計画

  • 最新レポートを読む

環境分野で注目の高い、IEAのWorld Energy Outlook2021がCOP26前のタイミングで発行されたので、興味のあるパートを選定し、報告する。

  • 環境経済学のフロンティア 有村, 片山 他2017 を参考として読み、深掘りしたいテーマがあるか考えてみる。

2021年度 第26回ゼミ(2021.10.9)

【研究状況報告:原口さん】

スポンサー企業へのインタビューを通じた定性調査の実施状況を報告。スポンサーシップの目的と成果、イノベーションの事例について機会・資源・活動の観点で整理した内容を共有した。

ゼミメンバーからは次のような質問、指摘をいただいた。
・オリンピック契機という因果関係をどのように示すか
・BtoBとBtoCの区分はどのように定義するか
・上位組織や担当役員の範囲などが目的や活動に影響を与えるのではないか

先生からは以下の2点アドバイスをいただいた。
・得られた成果については主観的になり得るので、それぞれの裏付けとなる情報(できれば定量的が望ましいが、定性的でも良い)が欲しい。可能であればユーザー側の意見なども収集できると良い
・ 特にBtoB企業の成果に対して、オリンピックのスポンサーシップが生きて価値の創出ができたとする基準を自分なりに見つけて提供できるかどうかが研究の鍵となるのではないか。

【研究状況報告:豊増さん】

Exercise 2のテーマである「専門力の向上施策 -知識の充実-」について、検討状況の報告を行った。「資源環境経済学のフロンティア 新しい希少性と経済成長」R. David Simpson, Michael A. Toman, et al , 2005を読み、重要と考えた章を発表した。

ゼミでの指摘

  • この研究以前では資源は「インプット」としてとらえられているが、ここではアウトプットとしてとらえたことが概念的に重要である。
  • これまでの研究ではアウトプット側にCapabilityの限界があるということを捉えていなかった。

今後の計画
今回の発表対象が残ったため、次週続きの発表を行う。

2021年度 第25回ゼミ(2021.10.2)

【研究状況報告:鍵和田さん】

環境規制の定量化方法の分析結果について発表を行い、以下の点について指摘を受けた:
  • 1996年と2018年のランキングの変化及びGDPの変化率の関係について分析を行っても面白いかもしれない(エネルギーを使用しなくなっても環境規制が厳しくなっている国が把握できる)。
  • 政策過程モデルの3つのステージについて、重み付けを考えてもよいのではないか。
  • 新しい定量化方法が他の定量的な指標よりも優れている点として、他の定量的な指標と定性的な指標の相関を調べ、比較するのがよい。
  • 各国の環境政策の文献を調査し、新しい定量化方法から得られた指標と比較するのもよい。