2021年度 第26回ゼミ(2021.10.9)

【研究状況報告:原口さん】

スポンサー企業へのインタビューを通じた定性調査の実施状況を報告。スポンサーシップの目的と成果、イノベーションの事例について機会・資源・活動の観点で整理した内容を共有した。

ゼミメンバーからは次のような質問、指摘をいただいた。
・オリンピック契機という因果関係をどのように示すか
・BtoBとBtoCの区分はどのように定義するか
・上位組織や担当役員の範囲などが目的や活動に影響を与えるのではないか

先生からは以下の2点アドバイスをいただいた。
・得られた成果については主観的になり得るので、それぞれの裏付けとなる情報(できれば定量的が望ましいが、定性的でも良い)が欲しい。可能であればユーザー側の意見なども収集できると良い
・ 特にBtoB企業の成果に対して、オリンピックのスポンサーシップが生きて価値の創出ができたとする基準を自分なりに見つけて提供できるかどうかが研究の鍵となるのではないか。

【研究状況報告:豊増さん】

Exercise 2のテーマである「専門力の向上施策 -知識の充実-」について、検討状況の報告を行った。「資源環境経済学のフロンティア 新しい希少性と経済成長」R. David Simpson, Michael A. Toman, et al , 2005を読み、重要と考えた章を発表した。

ゼミでの指摘

  • この研究以前では資源は「インプット」としてとらえられているが、ここではアウトプットとしてとらえたことが概念的に重要である。
  • これまでの研究ではアウトプット側にCapabilityの限界があるということを捉えていなかった。

今後の計画
今回の発表対象が残ったため、次週続きの発表を行う。