Author Archives: hidakasemi

2016年度 第24回ゼミ(2016.12.10)

研究状況報告(発表者:仲里さん)

企業内でのキャリア開発を目的とした人事異動(ジョブローテーション)の効果について調査することのテーマとしての成立性とfeasibilityについて議論した。組織間の距離と人材のモチベーションと能力開発への影響の調査がポイントとなるが、組織間距離の測り方についてメンバーからアドバイスをいただいた。日高教授からは、ジョブローテーションの目的の明確化と、調査範囲の明確化を進めるべきとのアドバイスをいただいた。また、何かしらのデータを取って、小さい分析から始めてみるのが良いということもアドバイスを受けた。

研究状況報告(発表者:斉さん)

coming soon!!

2016年度 第23回ゼミ(2016.12.3)

研究状況報告(発表者:仲條さん)

1.研究のスコープについて
(1)サービス産業/ツーリズム/旅行業/教育旅行
(2)体験/感動/成長
2.「感動」の先行研究と経験的仮説について
(1)「感動」の定量的観察について
身体変化の測定、感情の変化と時系列、ネガティブとポジティブ
(2)「感動」の定性的観察について
感動評価の7因子、感動要因の6因子、インタレストとカタルシス
【議論要約】
1.旅行系のレビューサイトにおいて感情を表出する言葉の出現回数を測定することで、感情因
子を抽出できないか。
2.経験価値の分析に関する推薦書籍 『The experience economy』 BJ Pine, JH Gilmore
3.体験と感動の知見に対する社会的価値の説明が必要
研究状況報告(発表者:秋山さん)
「損害保険の業務プロセス革新」の研究領域として「損害保険の収納の変遷、現金で収納することの社会的な課題と損失、キャッシュレス収納の状況と取り組み上の課題および完全キャッシュレス実現可能性」について発表した。
「損保固有の現金取り扱いが必要な事情が何かあるのか?」「他の業種においても古くなって最後に残る仕組みはあると思われ、それは致し方ないのではないか」「現金収納を前提としない仕組みを構築できると、どの程度の社会的な効果が見込めるのか」「キャッシュレス収納の定義とはどのようなものか」「この研究をプロジェクトレポート構成の中でどこに位置づけるのか」というような議論を行った。

2016年度 第22回ゼミ(2016.11.23)

研究状況報告(発表者:荒木さん)

エンタープライズアプリケーション開発組織のマネジメントに関する研究」
研究をプロジェクトレポートに着地させるための3つのプランについて話した。そのうちの1番目はIT業界の組織構造に着目した調査で、これまでの作業の延長線上にあるが、調査のフィージビリティの点で難しいと考えていた。2番目は事例研究だが、実際にあまり進んでいない問題がある。3番目は個別の技術要素の適用の影響に着目したもので、フィージビリティの点から進めやすいと考えていた。ただ、3番目があまりに技術論に偏りすぎている点に対する困惑の声を多くいただいた。1番目の組織構造は研究として価値があるという先生からの指摘もあり、フィージビリティの評価において、安直に済ませようとしすぎではないかという指摘もいただいた。1番目について自分の勤務先でも同等の問題があり、組織を調査してもらえるなら価値が高いとあった。本業も困難な時期なので非常に難しいが、テーマの問題意識に対する評価が高いこともあり、1番目をもう少し進めてみるべきと感じた。

研究状況報告(発表者:木下さん)

日本の製造業のマーケティングへの取組に関して調査するにあたり、中間発表での先生方からのご指摘も参考にし、マーケティングの定義や種類について深堀するために調査した関連ジャーナルの表題やマーケティングのカテゴリーを紹介や調査状況を報告した。内容や仮説の立て方等について、先生およびゼミメンバーよりいろいろと御意見をいただいた。

2016年度 第21回ゼミ(2016.11.16)

研究状況報告(発表者:仲里さん)

製造業において、より良い設計部門とは何かについて製品開発管理論と組織論からの研究アプローチを紹介した。日高教授から、具体的な問題意識が不明な点、研究テーマとしてはfeasibilityを意識する必要がある点についてご指摘いただいた。

研究状況報告(発表者:斉さん)

coming soon!!

2016年度 第20回ゼミ(2016.11.9)

研究状況報告(発表者:仲條さん)

【発表内容】
1.テーマ:「自分の専門的知識を充実させる施策を考える」
2.構成: 前回のレビュー/前回からの実施事項/今後の取り組み
【指摘事項】
1.体験と感動に関する先行研究は多い。検索サイトCiNiiを推薦する。
2.「感動」の定義、詳細な記述が必要。海外文献調査のために英語の表記も必要。
3.体験を総花的に分析するのではなく、二つ程度に絞り込みが必要。
4.修学旅行と教育効果に関するベタな調査が必要。フリルとしての「感動」であれば研究する価値はある。
5.管理可能な修学旅行は、教育効果に関して設計し尽くされているはずだ。それを追認する意義はあるのか。
6.「記憶」も重要な因子だ。文集等に表記されるキーワードを集計し読み取る方法もある。
7.「教育」と「旅行」の2軸で考えるべきだ。

研究状況報告(発表者:秋山さん)

研究テーマ案として「保険会社の目指す方向について」を発表した。少子高齢化による人口の減少、自動運転車の実現による事故減少、デジタル・ディスラプションの脅威を踏まえた将来戦略について説明を行った
「社会的見地からの問題点は何か。」「社会不安は以前より増している実感があるが、世の中は安全になっているのだろうか。」「コンテンツや知財など情報量が増え、ネット上の炎上に対するリスク管理の必要性も増している。情報化社会の中で、損害保険会社の機能はどのように変化していくか。」等について議論を行った。
日高先生より「デジタル・ディスラプションがユーザーにとってのみメリットが大きくなった場合にどう対応すべきか。提案型の研究を行う場合、その正当性を主張する必要がある。」のご指摘を頂いた。

2016年度 第19回ゼミ(2016.11.2)

研究状況報告(発表者:板倉さん)

前回に引き続き「ID/アクセス管理関連投資における意思決定プロセスに関する事例分析」をテーマに発表を行った。また他のテーマとして「ID連携フレームワーク」に関する発表も行った。今回の発表の一番の反省点として、単に発表(進捗状況報告)をすることに終始してしまった点が挙げられる。ゼミは議論する場であり、議論のポイントを明確にしておかないと先生及びゼミ生の貴重な時間を奪ってしまうことを肝に銘じたい。

研究状況報告(発表者:松田さん)

修士論文である「高潮防災へのリスクマネジメントの適用」の発表と博士研究のテーマ「アイデアマネジメント」の概観の発表を実施。後者では業界構造の変化を理由とし、本テーマを研究する意義を紹介した。

2016年度 第18回ゼミ(2016.10.26)

研究状況報告(発表者:江尻さん)

「商工会議所による中小企業等へのIT化支援の有効性」を発表した。IT化支援の有効性はどうやって確認するのか、様々な中小企業支援機関があるなかなぜ商工会議所を選択したのか等、本質的な指摘を頂いた。

研究状況報告(発表者:荒木さん)

「エンタープライズアプリケーション開発組織のマネジメントに関する比較研究」
中間発表のフィードバックを行った。中間発表で実際に行った内容は、15日の発表のロジックを多少修正して、前提となる知識の解説を深くしたものである。受けた指摘で重要なものはやはり、伝統的な開発を大きく捉えすぎていることによって、ロジックが曖昧になっているという点と、そもそも何が問題なのかが明確に示されていないために、それが伝わっていないという点であった。この「何が問題なのかを示すことの困難性」はこの研究テーマの最も本質的な課題の一つであるということはこれまでの調査でも実感しつつあり、この点を克服することが大きな課題として残った。

研究状況報告(発表者:木下さん)

2016年度 第17回ゼミ(2016.10.15)

研究状況報告(発表者:荒木さん)

「エンタープライズアプリケーション開発組織のマネジメントに関する比較研究」
前回の資料をさらにアップデートし、中間発表用のリハーサルとして10分の発表を実施した。ここ数回、論点を狭めるために、特に伝統的な開発につきものの多重の発注構造に着目し、新興企業との構造の違いを浮きだたせる形で内容を絞り込んだが、なお議論には困難な点が多く、特に伝統的な開発側が漠然としすぎていること(ここを絞り込んでいない理由は、その後の調査のフィージビリティを考慮したものであったが)によって議論がつながらない点への指摘が集中した。また、そのような指摘にすべて反論していくつもりかもしれないが、それは現実的ではないという指摘も先生などからいただいた。さらに、今後の計画についてのより詳細な報告を盛り込むべきという指摘も受けた。

研究状況報告(発表者:木下さん)

2016年度 第16回ゼミ(2016.10.8)

研究状況報告(発表者:江尻さん)

「地方へのデータセンター誘致における、地域産業活性化の有効性」について発表した。データセンター誘致による地域活性化の取り組み事例は見られるが、因果関係が確認できる事例はなく、そもそも本当に効果があるのか、という点が議論の焦点となった。

研究状況報告(発表者:木下さん)

 
 

2016年度 第15回ゼミ(2016.9.30)

研究状況報告(発表者:荒木さん)

「エンタープライズアプリケーション開発組織のマネジメントに関する比較研究」
中間発表を念頭に置いた発表を行った。前回の発表からさらに複数の学外有識者のコメントを受けて、もはや問題には関係の無いWeb系企業は話から切り離して、先進的なエンタープライズアプリケーション開発組織とそうでない組織の違いについて検討を行った。特に、伝統的組織が如何にして成立したかについては調査の結果をおりこんで発表した。発表後は、やはり前回と同じく、議論が抽象的過ぎて、現実に考慮すべき観点が抜け落ちているという指摘は多く受けた。また、ソフトウェアならではの研究の難しさ(品質の定義が難しい、開発の本質的な難しさとそうではない難しさの違い、技術力の影響、法令の影響などなど)があるという指摘も受けた。