2015年度 第24回ゼミ(2016.2.6)

研究状況報告(発表者:AY)
ソフトウェア産業の各セグメントにおける開発手法に関する比較研究」
9月、10月、12月の発表では、それぞれ違う観点から深掘りした話を発表したが、今回はそういう議論を一旦統合するために、まずリサーチの全体像を提示した。その上で、これまでの議論がそのどの部分に配置されるのか、そして全体として筋の通った主張をするためにはどういう課題があるかについて列挙して、先生と学生の皆様のご意見を伺った。
多くいただいた意見は、やはりWeb系企業の定義が曖昧なことが議論を難しくしていることであった。先生からは、データを取ることよりも、まずは関係者に非定型のインタビューを行って、業界の実態にあらためて目を向けることが重要という示唆をいただいた。
研究状況報告(発表者:KG)
『IT関連無形資産が企業にもたらす価値についての考察』と題して、企業の無形資産が提供する価値についての棚卸を試みるため、主に参考書籍や過去の参考論文の調査結果を中心に発表を行った。
前回の発表では、私が仕事で取り組んでいる内容との違いが不明確とのご指摘があったため、今回は無形資産という概念そのものを研究対象とするよう試みたが、逆に対象範囲が広すぎるとのご指摘を受け、再考することとなった。研究の難しさを感じると共に、ゼミメンバーの意見からは参考となる洞察を得ることが出来た。