Category Archives: 日高ゼミ

2021年度 第20回ゼミ(2021.8.21)

【修士2年による中間発表の練習】

修士2年による中間発表の合同練習で原口さん、鍵和田さん、伊藤さん、春山さんの4名が発表。
各自の発表内容に対して議論が行われ、28日の発表本番に向けての最終調整を進めた。

2021年度 第19回ゼミ(2021.8.14)

【研究状況報告:原口さん】

中間発表を想定した発表をさせていただき、アドバイスをいただいた。
先生からいただいた主なアドバイスは下記のとおり。

・スポンサーシップの出費において契約金は一部であって、宣伝費用やR&Dの開発投資を含めた全体の投資金額がどの程度かということを知りたい。全てのデータは集めるのは難しいが、インタビューなど定性的な情報であっても、どの程度かということが掴めると良い。

・イノベーションの事例にも、既存技術のデモとして計画されていたものと、大会で生じる課題解決のために新たに生み出されたものとがある。どのようなイノベーションを取り上げるのかを意識すると良い。

・ネットワーク分析については、何を読み取っていこうとするのか、あるいはそれを定性分析に活かしていくのかを検討して伝えること

【研究状況報告:伊藤さん】

中間発表に向けて半導体業界背景を中心に研究のフレームワークに至るまでを発表させていただいた。
日高先生およびゼミの皆様よりいただいたアドバイスは以下の通り
・問題意識がわからない為、なにを問題意識としているのかをまとめるスライドが必要
・半導体メーカーの背景を説明していたが、不十分。企業、提供者、市場へのベネフィットを読み込んで整理するなど、ここまで決めていく必要がある
・事前研究でサービス化の価値を整理しておく必要がある。サービス化でがどのようにベネフィットを与えることが出来るのか、自身がどういうつもりで分析するのか、視点をしっかりとまとめる必要がある。
いただいたアドバイスをしっかりと自身で考え、作業を進めていく必要がある。
至らないところが多いため、中間発表までに目的意識の再構築や、研究の設計をしっかりとまとめていく。

2021年度 第18回ゼミ(2021.8.7)

【修士1年による課題発表】

修士1年による研究室所属後の最初の課題発表で、高木さん、坂根さん、豊増さんの3名が発表。

課題テーマは「良いプロジェクトレポートとは何か」であり、過去にMOTに在籍していた方々のプロジェクトレポートから5本を選んで、評価するもの。

それぞれが評価の観点を自分なりに考えて発表を行った。学術研究における重要な点が何であるのか、どのような観点が必要なのかを、課題及び議論を通じて理解を深めた。

今後の研究テーマの選定、研究におけるプロセス、方法論、協力者の探し出しといった、MOTでの研究を進めるにあたり基礎的な考え方を得て、今後の研究への第1歩を踏み出した。

2021年度 第17回ゼミ(2021.7.31)

【研究状況報告:鍵和田さん】

中間発表に向けた資料の発表を行い、以下の点について指摘を受けた:
・研究のアイディア(対外直接投資の種類を分けて定量分析を行うこと、新しい環境規制の指標を作成すること)が分かりづらいため、新しく1枚にまとめること。
新しい環境指標の指標を定量分析で使用することが不明瞭のため、スライドにも明記すること。

2021年度 第16回ゼミ(2021.7.24)

【研究状況報告:伊藤さん】

半導体業界の状況や、学術的により自身の研究に近しい論文を洗い出すため、システマティックレビューを行い、論文レビューを行った。
発表に向けて、研究の目的が曖昧であり、発表にまとまりがなかったため、しっかりとした論理を話すべきとのアドバイスを受けました。
いただいたアドバイスの内容については以下の通り;
・背景の把握がまだ研究の目的まで至っていない。半導体装置マーケットだけではなく、半導体そのものの動向を確認、把握する必要がある
・学術的に大事な文章が必要になるので、自身が解明したものを簡潔にまとめて話す必要がある。
・背景から目的に至るまでの部分において、先行研究を調べ、明確な目的意識に繋げられるのではないか。
・先行研究の考え方を参照にRQ1,RQ2が適切であるか考える必要がある。
以上のアドバイスを踏まえ、しっかりとした先行研究調査を行い、研究目的を論理的に説明できる内容を構築する必要があるため、先行研究の調査を中心に行っていきます。

2021年度 第15回ゼミ(2021.7.17)

【研究状況報告:原口さん】

関係性レントとアライアンスケイパビリティの考え方を用いて、スポンサーシップを通じたスポンサー企業間や開催都市との関係強化が企業価値にもたらす影響についての仮説モデルの説明を行った
また、スポンサー企業間の協業関係について、ネットワーク分析の手法を用いて関係性の可視化を試みた結果を報告した。
先生とゼミメンバーより以下のようなコメント、アドバイスをいただいた。

  • 協業の関係性については、産業全体との比較、契約前後の比較ができると良いのではないか。
  • この研究が誰にとっての知見になるかを考えた際、それがB2B企業ということであれば、定量分析で導かれる結論は企業にとって想定済の内容になる可能性が高い。定量分析以上に定性分析に重要な示唆が含まれるかもしれない。
  • 示したモデルにおいて、アントレプレナーシップがどこに関係してくるかを明確にした方が良い。

来月の中間報告に向けて、全体のストーリーを整理して研究の目的を明瞭にする中で、定性調査の項目も精査していく。

2021年度 第14回ゼミ(2021.7.10)

【研究状況報告:鍵和田さん】

リサーチフレームワーク、対外直接投資の定量的分析のための先行研究、本研究の研究手法及びデータについて発表し、以下の指摘を受けた:
新たな環境規制の指標の妥当性評価及び意義について質問があった。前者については、まずは既存研究と同様の定量分析を行い、結果の比較を行うこと、また、既存研究で用いられている環境規制の指標との相関性を調べることとなった。後者については、既存研究で用いられているアンケート調査の結果による指標は、コストがかかるため、本研究で提案する指標はコストがかからない定量的な指標であることに意義があるとの指摘があった。
・本研究の考察について、今から考えるよう指摘があった。

2021年度 第13回ゼミ(2021.7.3)

【研究状況報告:春山さん】

暫定の研究タイトル『推薦システムに対するユーザの明示的なフィードバック情報の提供意欲(WTPD) に関する考察』に対して、なぜ明示的なフィードバックの取得が推薦システムの開発に必要なのか、どのような研究手法を用いて研究を進めていくのかに関して、ディスカッションをした。それらに対してご指導・ご指摘いただいた重点は以下の通りである:
• 消費者は評価・レビューを参考に購買意思決定を図っているのに、評価・レビューをしないことが先行研究から見えてきたが、それらが推薦システムの明示的なフィードバックを必要とするメカニズムとは直接的には関係が不明瞭で、もう一段階理論・論拠を固めるべきとのご指摘をいただいた。
• Theory of Planned Behaviour(TPB) やTechnology Acceptance Model(TAM)などのモデルを用いてデータの提供意欲を説明することの前提として、なぜそのモデルで説明すべきなのか?そのモデルを選ぶ妥当性について説明が必要とのご指摘をいただいた。
次回は上記のことを踏まえて、この点に関する論拠を固めることとする。

2021年度 第12回ゼミ(2021.6.26)

【研究状況報告:落合さん】

現在執筆中PRについて
①インタビュー相手の詳細(相関図と妥当性)
②内容の分析と結論
について、前回個人ゼミでいただいたアドバイスをもとに素案を紹介した。
以下のアドバイスをいただいた。
①について
インタビュー相手の相関図についてはそれぞれの図形が意味するものが重要である。
対象企業の枠の大きさ(企業規模等)、ポジショニング、関係矢印の方向等を明確にして関係を明示すること。
②について
インタビューで明らかになった事項に対する結論において、「原因(なぜこうなったか?)」、「対応案(ではどうしたらいいか?)」等、さらなる踏み込んだ独自の主張を折り込んでいくことが必要。

2021年度 第11回ゼミ(2021.6.19)

【研究状況報告:鍵和田さん】

新しい環境規制の指標の提案、汚染逃避地仮説に関する先行研究の考察、及び研究目的とリサーチクエスチョンの見直しについて発表し、以下の指摘を受けた:
・テーマとして、「日本企業の汚染逃避行動に関する一考察」と掲げているが、被説明変数が産業レベルのデータであるため、果たして「日本企業」の行動を分析していると言えるのか。
・企業は、利益を最大化するために、環境対策コストを含む投資のコストを全て考慮し、コストが最も低い国に投資すると考えられる。そのため、環境規制が投資に負の影響を与えることは当たり前のことではないか。