2017年度 第20回ゼミ(2017.10.24)

研究状況報告(発表者:秋山さん)

プロジェクトレポートに向けた調査方法について議論した。

  • 明後日と明々後日に販売代理店にヒアリングを行う予定。一般の消費者が加入しない理由を考えてきたので、抜け漏れが無いか意見をいただきたい。
  • 売り手側であるチャネルごとの付帯率に差がないことがわかったので、買い手の問題として調べることにする。
  • 事故が必ず起こると思えば保険を買うはずなので、やはり事故に合わないと思っているから買わないのではないだろうか?行動経済学的には人は損失を避ける傾向にあるが、損失でないという立場に立てば更なる備えはしないという考え方のはずなので。
  • 銀行チャネルの場合は住宅ローンとセットのケースが多いのでその特性を見ることができると思う。

先生およびゼミ生から以下のような意見やアドバイスを頂いた。

  • 顧客ごとの契約データにアンケート結果が紐付けられると良いのだが、能動的に入らないという人からのアンケートが果たして取れるだろうか?
  • アンケートを紙でやるのは大変。500件くらいでやる想定でもできればネットの方が良い。
  • 契約データとアンケート結果は、相関を見るのが大事になる。が築浅とか古いとかで加入率が変わるということは大体予想がつく、それはデータでも裏付けられると思うが、実は全然関係ないファクターが出て来ると面白いですね。独身は入らないとか、家族持ちは入るとか。など。
  • データに関しては、年収との比較ができないのだろうか?なかなか難しいと思うが)

 以前にエネルギーの消費状況について収入別に分けて調べたら、エネルギーを使用する人としない人の分布が同じという結果になり、収入に依存しないということが言えた。差がないことが知見である一例だが、分析の視点としてはそういうこともある。
まずは、アンケートを取らせてもらえるかどうか、その代理店と問題を共感できるかどうかがポイント。それ知りたいよねと思ってもらえれば協力してくれるのではないか
いくら集めるかサンプル数はいつも問題になるから、検定を見てく必要がある