2016年度 第8回ゼミ(2016.6.11)

研究状況報告(発表者:TAさん)

プロボノ活動に参加する知識労働者の実態と労働意識調査と題して研究概要と研究手法について発表を実施した。主に下記二点に関するコメントをいただいた。

次回までに研究全体のフレームワークを再考することとする。
ただし、アンケート内容に関しては、問題ないということで、平行してデータ取得を進めることとする。
・自主的にプロボノ活動を行う人と会社からの派遣で来ている人の 差の考慮
研究内容とシニア人材の有効活用という問題意識の整合性の不一致
研究状況報告(発表者:AYさん)

ソフトウェア産業の各セグメントにおける開発手法に関する比較研究」
前回(5月)の報告に不足していた点として、研究する上での立場を明確にするために、こういう研究をしている上での立場と、世の中がどうなるべきと考えているかについて考えを述べた(その内容は申し訳ありませんが当面は非公開とさせていただきます)。また、前回最も議論を呼んだ統計情報、Web系企業のエンジニアの少なさについての追加調査についても報告を行った。
この日も多くの意見をいただき、時間を大幅に超過して活発な議論になった。先生をはじめ多くの方から指摘されたのは、抽象的な概念として「Web系企業」という対象を検討しているが、未だにその定義がはっきりしておらず、このまま業界を抽象的な議論で取り扱うことに限界が来ており、特定の企業を対象に比較調査する方向にしないと研究としてまとめるのはなかなか難しいのではないかということであった。また、前提となる価値観はそれ自体が議論を呼ぶものであり、相当慎重に論理を組み立てて主張しないといけないという指摘もあった。先生からはプロジェクトレポートの課題として絞り込む作業がそろそろ必要という指摘もいただいた。