2016年度 第25回ゼミ(2016.12.17)

研究状況報告(発表者:荒木さん)

エンタープライズアプリケーション開発組織のマネジメントに関する研究」
調査実施要領と今後の予定について報告した後、アンケートのプロトタイプを紙に印刷して、その場で回答してもらいつつ、設問の不備や回答しづらいポイントについて意見をいただいた。アンケート自体ができの悪いものだったこともあり、膨大な意見をいただいた。設問文が複数のことを聞いているという初歩的な問題や、設問文自体に「〜にとって」という表現が含まれているので個人の意見を集められない問題という技術的な点に加え、用語がシステムに寄りすぎて分かりづらい問題も多くあった。設問の意味が分からないから回答ができないというものも多かったが、システムに携わる多くの立場から意見を集める調査である都合上、すべての人に等しく理解出来る設問を設定することが困難であり、さらに考慮を要する事態になった。また、そもそものアンケートで調査しようとしていた目的であるところの各立場における意識のギャップが想像以上に激しく存在していることも回答内容やその後の議論からは垣間見えた。

研究状況報告(発表者:木下さん)

『日本の製造業におけるマーケティング戦略の在り方に関する一考察』の表題の元、自社内の立場の異なる方々でのヒアリング内容など、これまでの取組状況を報告した。先生およびゼミメンバーからのご意見からも、自分が研究対象としたい日本の製造業の中で大手企業と中小企業、B2BとB2C等、様々な要因により、取組内容が異なる点に留意する必要があることを再認識した。