Category Archives: サービス科学研究会

2018年度 第2回サービス科学研究会(2018.6.9)

講演:「Makuakeによる素晴らしいアイデアがお蔵入りできない世界の創出」
講演者:株式会社マクアケ 代表取締役社長 中山亮太郎
概要:シャープやソニーのような大企業から、地方の中小企業やスタートアップ企業、そして個人まで、今急速に日本中から次々と思い切った新製品アイデアがMakuakeを通じて羽ばたいている。Makuakeがオープンしてもうすぐ5年。古いクラウドファンディングの概念に囚われず、独自に「素晴らしいアイデアがお蔵入りせずに羽ばたくための生態系」を進化させてきたことで、思い切ったアイデアを前に進めやすい環境が確実に広がっている。では、この市場の変化の裏側に何が起きており、どのように今の社会を切り取りながら考えるべきか。そして、この先起こる大きな変化の波は何なのかを、経営の現場から見えた市場のチャンスポイントを混じえながら紹介していく。

2017年度 第4回サービス科学研究会(2018.3.7)

講演:「ケミカル×デジタル-CDOの役割」
講演者:株式会社三菱ケミカルホールディングス 岩野和生
概要:Digital Transformationの波がさまざまな産業に及んできている。とくに製造業でも、組立型製造業に最初に第4次産業革命の動きが起きた。そしていよいよ化学業界のようなプロセス産業での破壊的変化が起きるのではないかといわれている。当講演では、化学業界の置かれている状況、そしてデジタルトランスフォーメーションに向けた考えを整理したい。そして弊社での取り組みを一つの事例として紹介したい。

2017年度 第3回サービス科学研究会(2017.12.9)

講師:ケン・ヘイグ (博士)日本オラクル株式会社 オラクル・ユティリティ・グローバル・ビジネス・ユニット (UGBU) 渉外部 ディレクター
講演内容:2016年に採択された、京都議定書に続く温暖化対策を定めた「パリ協定」において、日本では2030年度までに、温室効果ガスの排出量を、2013年度比26%削減 する目標を掲げている。特に家庭部⾨では、約40%という⼤幅な排出量削減が必要と言われている。この目標の達成には、従来の取組の延長では実現が困難と考えられ、革新的なイノベーションによる解決が求められる。
全ての家庭をリーチし、分散する個々の一般家庭の小口需要を束ね、大きな省エネ・CO2削減効果を実現するためには、エネルギー供給事業者が持つ各家庭のエネルギー使用データと、各家庭との継続的関係と信頼関係の活用が不可欠である。一方で、自由化市場による競争に対し、エネルギー供給事業者にとって顧客流失の歯止めと顧客忠実度を生み出す為には競争力の高いマーケティング戦略や価格以外の付加価値、顧客への新しい体験の提供が必要。先進的な公益事業社はスマートメーターの導入による顧客への提供サービスの差別化、顧客のニーズに合った機能、顧客との接点と新たな収入源を開発し取り揃えている。
本講演はオラクルの海外公益事業社パートナーの経験事例を通して、競争市場戦略の鍵となった秘訣を説明する。

2017年度 第2回サービス科学研究会(2017.6.3)

講演
講師: Cristian Mejia (Kajikawa laboratory. Ph.D. candidate) Tokyo Institute of Technology Grouduate School of Inovation Mnagement
テーマ:「Assessing the Sentiment of Social Expectations of Robotic Technologies」
発表概要:
In this presentation I shown the relationship between social attention in technology news and the production of academic research through the use of tools related to Gartner’s Hype Cycle. The objective is the creation of an indicator for early detection of emerging technologies in the service robotics. From the participants I could gather the following feedback:

  • While for some technologies, social attention precedes academic research, it cannot be neglected that seminal ideas appear first in academia.
  • It would be necessary to also discuss what kind of technology components, or characteristics, help service robotics reach the market successfully.