Author Archives: hidakasemi

2020年度 第36回ゼミ(2021.2.20)

【研究状況報告:原口さん】

研究計画の準備として、研究の対象となるオリンピックに関わる社会的背景や課題を中心とした文献調査のまとめを発表した。東京大会はコロナ禍の影響は避けられない中で、例えばオリンピックと技術開発領域の関わりなど、開催有無に左右されず影響の少ない領域を見つけて研究に取り組むのが良いとのアドバイスをいただいた。

【研究状況報告:落合さん】

PR中間発表にむけて以下のテーマについて説明を実施した。
題名:Aviation After Service Businessの展望
~日本と海外のMROビジネス比較・受委託関係分析~
(タイトルは前回アドバイスにより変更)
いただいたアドバイスは以下のとおり
(日髙先生)
研究の「論理性」がない。
研究の道筋としては
①背景:事実に基づくもの
②課題と目的
③研究方法;目的を達成するために妥当な研究方法であるか?
であるが、③インタビュー手法が①②の目的を達成するための妥当な手法であることが論理的に説明されていない。これらを「きちんとつなぐ」ことが重要である。
具体的には、論理的道筋を明確にするためには、②具体的記述となるRQ/Hをより明確にし、③誰にインタビューすればその目的が達成されるかという論理性を明確にすること。その他
・背景/ベースデータに以下を明示すること
-日本のMROビジネスが発展/展開していないという事実を示すデータ
-整備事業の中のAirframe領域のボリュームを示すデータ
・産業界における「オフショア」「リショア」の概念と流れの概要をご教唆いただいた。
・インタビュー設計時の注意点についてアドバイスをいただいたい
「インタビューの場合、必ずしも相手の立場や考え方によって必ずしも真実を話してもらえないリスクがある。相手にバイアスがかからない状態で真実に近い意見を聞きだすかを含め、研究全体をStep by Stepで設計する必要がある。」

2020年度 第35回ゼミ(2021.2.13)

【研究状況報告:鍵和田さん】

研究の進捗状況として、前回の発表で質問及び指摘があった2点(企業が海外に生産拠点を置く理由、及び各国の環境規制の定量化の方法)及び先行研究の調査内容を発表した。日本の環境規制による企業負担の実態を調査したほうがよいこと、また海外直接投資の内訳として、垂直的直接投資と水平的直接投資の比率を調べた方がよいと指摘があった。

平成30年度東京工業大学・MOT優秀発表賞最優秀賞 上田恭史君

平成30年度東京工業大学・MOT優秀発表賞最優秀賞を日高研究室の上田恭史君が受賞しました。
受賞となったプロジェクトレポートのタイトルは
『当たり前サービス品質とコストのトレードオフに関する考察-航空機整備の事例-』です。
おめでとうございました。

令和元年度東京工業大学・MOT優秀発表賞最優秀賞 友野裕也君

令和元年度東京工業大学・MOT優秀発表賞最優秀賞を日高研究室の友野裕也君が受賞しました。
受賞となったプロジェクトレポートのタイトルは
『システム開発におけるUMLモデリングの実態調査およびその効果に関する考察』です。
おめでとうございました。

2020年度 第34回ゼミ(2021.2.6)

【研究状況報告:落合さん】

前回までのアドバイスに基づき、以下の題名で3/3(水)中間発表にむけての全体像を説明した。
題名:Aviation After Service Businessにおける成功要素
~Singapore MROの分析による成長要因の解明~

いただいたアドバイスは以下のとおり
(日髙先生)
中間報告で大切なのは
・背景:事実に基づくもの
・目的
・研究方法;目的を達成するために妥当な研究方法であるか?Data内容、分析方法等
・(可能であれば)予想される結論
上記が有機的につながっている必要がある

(個別アドバイス)
1.目的
目的が不明確。意義、意味のある目的を明確にする必要がある
例. 「日本でMROビジネスが発展しない理由を明確にする」ということであれば「なぜ日本でMROビジネスをやる必要があるのか?」等が前提となる
2.題名
「成功」という文言は不適。成功要因は多様であり、単純な分析、論説はいかない。
3.すすめかた
①調査した先行論文の中で最も関係の深いものを洗い出す(方法論(アンケート、インタビュー等)の確認)
②先行論文での分析、結論を再度確認する
③これより落合自身の仮説を提示する
④具体的な仮説に対して調査方法を設計する(インタビュー設計⇒内容のCoding⇒アイディア、問題点のまとめ)
4.研究とは?
研究とはEvidence Base。Dataをもとでの考察、分析が必要。
基礎データのまとめをしっかりと。データをまとめる中で見えてくるものが多くある。
インタビュー等もこの基礎データをもって臨むべし。
5.その他
本題材の中での人件費の位置づけ、アライアンスの位置づけ、また、分析方法(AHP提案)等へのアドバイスをいただいた

(ゼミ同僚からの質問・アドバイス)
・仮説を明確に。調査対象としているMROが提供しているであろう「付加価値」についての仮説はあるのか?
・MROビジネスのコロナの影響についての考察
・研究の新規性は?
・経営戦略のインタビューでわかることと難しいことの切り分け⇒インタビューの裏側をどう読むか?
・委託元エアラインの意思決定戦略順位の分析にAHP手法を考えていることについて
・どのようなデータを収集予定か?サンプルは?
・AHP手法の妥当性について(本分析には不適格では?(日髙先生))
・エアラインの委託先選択の基準について⇒品質を明確化すべきでは?
・ビジネスの継続の要件として「信頼性」が大切では?
・MRO先行研究にある「顧客利益重視」「顧客共生重視」の具体的なものはなにか?これが「仮説」設定につながるのではないか?
・題名の「成功」とはなにをもって「成功」と定義するか? 失敗の事例との比較はできないか?(⇒日髙先生からのアドバイスに基づき「成功」という視点は変更する)

2020年度 第33回ゼミ(2021.1.23)

【研究状況報告:斎藤さん】

PR発表会の内容を通しで説明した。考察が足りない部分と表現方法に関する指摘を頂いた。また、統計処理の一部にミスがあったため、発表までに修正した。

【研究状況報告:土井さん】

本番発表に向けて、最終のレビューを実施。スイッチングコストの定義の説明、市場活性化のためになぜスイッチさせなければならないかの明確化、顧客特性に注目した理由の説明、等アドバイスいただいた。本番発表に向けて発表資料を最終化する。

2020年度 第32回ゼミ(2021.1.16)

【研究状況報告:斎藤さん】

研究内容全体について説明した。大きな部分での指摘はなく、分析プロセスや表現方法が伝わりにくい部分がある点について指摘を頂き、後日修正した。

【研究状況報告:土井さん】

プロジェクトレポート発表資料の第一回目のレビューを実施。立てた仮説を説明するスライドの変更、研究の意義の明確化、アンケートを取得しデータ分析したことがわかるスライドの追加、論理的な説明構成、等アドバイスをいただいた。第二回目のレビューに向けて本番発表資料を修正する。

2020年度 第31回ゼミ(2020.12.26)

【研究状況報告:斎藤さん】

主にアンケート集計結果の概観を発表した。データを精緻に分析するとともに、仮説を持って分析することも心掛けることや、想定内の結果と、意外な結果を分けてまとめてみる視点についてアドバイス頂いた。次のステップとして、上記に加えて差の検定を行ない統計的に分析を加える。

【研究状況報告:古田さん】

インタビュー内容について説明を実施。プロジェクトレポートに対するクライテリアを満足できておらず、再考および再検証が必要であることご指導頂いた。

2020年度 第30回ゼミ(2020.12.19)

【研究状況報告:北野さん】

購買データの一次分析結果について発表した。FBとして一般論で結論が推察可能な内容となっているため、本研究の独自性を出すことを再考することとなった。次回は、検討結果および当該内容に沿ったデータ分析結果について発表する予定。

2020年度 第29回ゼミ(2020.12.12)

【研究状況報告:丸山さん】

前回に続き、実施したWebアンケートの分析結果について報告を行った。順序ロジスティック回帰分析を用いて、各行動変容ステージに関係する要因を分析したが、現状の分析では各行動変容ステージに対する要因を十分に説明するに至っていない。報告に対して、以下のアドバイスをいただいた。
・5つの行動変容ステージ群において、群間でサンプル数の差が大きいので、5つの群を同時に
分析するのは難しいのではないか。
まずは、一定のサンプル数がある無関心期、関心期の2群間の差異を詳細に確認してみてはどうか。
・研究目的とリサーチクエスチョンが対応していない。論理的に整合性が取れるように、
研究目的、またはリサーチクエスチョンを再設定する必要がある。
いただいたアドバイスを踏まえて、一度、研究全体を俯瞰的に整理するために、研究の骨組みを文書化し、整理した後に、改めて分析を実施する。