2018年度 第3回ゼミ(2018.4.17)

研究状況報告(発表者:友野さん)

春合宿の際に一部紹介したGitHub上のオープンソースプロジェクトでのUMLの利用状況を調査した論文”The Quest for Open Source Projects that use UML: Mining GitHub” について未読で未紹介だった部分の紹介をした上でテーマ設定に関する議論を行った。
年度が代わり勤務先での担当業務の内容が一部変わり、システム開発におけるモデリング成果物の可視化(Visualization)や人材育成などの新たな課題に直面しており、それらに関連するテーマを設定したいと考えている。
システム開発におけるモデリングという領域の中で、大きく以下の3つの関心事があるが、

  1. UMLモデリングの利用実態(紹介した論文の発展研究の位置付け)
  2. 広義のモデリングにおける可視化(例えば動的レイアウト)による効果
  3. エンジニアのモデリング教育

それぞれが相互に関連しており、テーマが絞り込めない状態にある。特に目新しさのある2.のテーマについては、そもそも何が研究なのか。など、ゼミ生から多く意見をいただいた。
日高先生からは、それぞれテーマの意義の再確認、先行調査、研究のフィージビリティなどを改めて整理するよう助言をいただいた。
もうしばらく3つのテーマを並行させながら現実的な内容を検討したい。

研究状況報告(発表者:油布さん)
NISTによるクラウドコンピューティング定義を参考に、
研究に関係しそうな論点を抽出した。
(オンデマンド・セルフサービス、広域ネットワークアドレス、スピーディーな拡張)また、研究テーマの論点(働き方改革、ユーザサイドの価値創造、多種多様なデータアクセス)を絞り、今後の研究の方向性を確認した。