2017年度 第36回ゼミ(2018.2.17)

研究状況報告(発表者:友野さん)

研究テーマを絞り込みのため自社のビジネスや関心領域を平面図上に整理を行った。UMLを起点としてソフトウェア/システム工学などシステム思考の一部と捉え、モデリングランゲージの位置づけを表現したものである。
前回課題となっていた事実・データを収集した上でテーマ検討を行うため、社内のツール利用統計にアクセスするための環境構築を行い、データ分析作業に着手している状況であることを報告した。
日高先生および各メンバーからそのデータから何が分かるのか、私自身の知りたいことが本当に分かるのか?などの指摘を受けた。
十分な分析ができていない状態ではあるが、データに縛られるリスクもあり、ただ闇雲に分析するのではなく、目的や意味をよく考えながら分析する必要性を再認識した。
それから、プロジェクトレポートのテーマ設定やリサーチフレームワークのあり方として、必ずしもRQや仮説検証を行う形である必要はなく、世の中の事実やデータを網羅的に調査し、独自にまとめる形でも十分にレポートとして価値があるということも日高先生よりコメントいただいた。
指摘事項に留意した上でデータ分析を進めていきたい。

研究状況報告(発表者:道越さん)
問題意識を掘り下げる過程で、一定の調査が必要になるが、観点として選定しようと考えている組織の調査を行う手法を知らないことを自覚した。
しかし、調査法を調べるとっかかりがないため、引用数が多い論文の研究手法や分析方法から何か示唆が得られないかということで読み上げてきた。
まだ読み込みが足りず、抽象的なイメージにとどまっている状況を自覚した。
次回の集中ゼミまでに
  • どのように論文を調べるか?その際、観点はどのようなものがあるか
  • 発見された論文2〜30本をとにかく読んでみる
ことを課題として、問題意識の深掘りにおける準備を取り進めることで、フォーカスを絞っていくことに注力する
研究状況報告(発表者:仲里さん)
企業が利用者側 or 提供者側に参加しているシェアリングエコノミー型サービスに着目し、提供者側・利用者側の行動特性についてのテーマについて議論をした。
建機のシェアについて調査する方向性を議論したが、企業が参加しているプラットフォームに着目する必然性について指摘を受け、方向性を見直すこととした。
建機に着目するのであれば、既存レンタル市場との比較や、建機リースの契約状況についての調査することのアドバイスをいただいた。