2017年度 春合宿ゼミ(2018.3.17-18)

本年度の締めくくりとして、春季ゼミを開催しました。今回は自然の豊かな場所で、12名が参加されて、賑やかで有意義な合宿となりました。

日時: 3月17日(土)~18日(日)
会場: 神奈川県 湘南国際村センター 研修室
以下、発表者のコメントです。
研究状況報告
油布さん

中小企業に於ける IT(クラウトサービス)導入効果を調査する為、2次データ(経産省、IPA、厚生省)と1次データ(自社顧客データベース)を簡単に分析する。
一次分析の結果、クラウドサービス導入前後の状況を調査する必要がある事が判った
また、クラウドサービスと働き方改革(モバイルワーク)は関連が強いと思われ、今後は新規価値創造に向けた働き方改革を主軸として調査を実施する。

 
仲里さん
スペースシェアのサービス2つに着目し、それぞれのPFに掲載されている物件情報(提供者・レビュー数・物件規模)をクローリングした内容を共有した。
その後のグループワークにおいては、シェアリングエコノミーサービスにおける信頼構築に着目することについて示唆をいただき、研究の方向性をそこに定めた。
次の課題としては「信頼」という状態をどのように測るのかを考える必要がある。次回の発表に向けてレビュー履歴、レーティング、利用者-提供者間のインタラクションに注目し信頼状態を定量的に扱う方法について考察する。
友野さん
事前準備としてプロジェクトレポートに関連する数多くのデータを収集し、それを元に議論を行った。
一次データについては自社製品の利用統計、二次データは関心領域であるUMLやモデリングに関する 市場予測やツールのシェアなどを中心に収集し、その報告を行った。
二次データは10年近く前に調査したものが大半で以降の調査は実施されていないようである。
そういった調査が行われない理由もツールベンダーに在籍する立場としては気になる部分である。
直近(2016)ではGitHub上のオープンソースプロジェクトでのUMLの利用状況を調査した論文”The Quest for Open Source Projects that use UML:Mining GitHub” が発表されておりUMLが使われているプロジェクトの7割以上が一度もメンテナンスされていない状況を明らかにしていた。
グループ議論では各メンバー(特に専門外)からは比較できる形でデータが表現されていないと議論がしにくいという指摘もあり、その点は反省点である。データ収集・分析の視点に留意し継続して調査を実施していきたい。
角田さん
課題テーマとして自分の研究テーマに関連するデータを調査し、それを元に議論を行った。
対象として移動体通信分野での標準化プロセス、また各世代における標準必須特許のデータ、併せて市場に関連するデータの共有を行った。
特許といったオープン・クローズ戦略の中で具体的にどのような部分が議論され面白いテーマとなるのかというご指摘を頂き、引き続き今後のテーマの絞り込みを行う。
また過去5G標準化に関する同様のトピックを扱った講義があり、その内容を共有頂いた。
秋山さん、斉さん、仲條さん、上田さん、天羽さん、佐藤さん、道越さん、
coming soon!!