研究状況報告(発表者:角田さん)
自身のテーマ設定にあたり同様の分野での先行研究としてJournal of Service Research での調査状況に関する進捗の発表を行った。全体として読み込みが足りないと感じた。また発表内容に関して組織に関する議論か人に属する部分なのかの定義が明確でない、仮説は何かあるのか、モデルの場合は社会のどのような動きに関する説明なのかというご指摘を頂いた。また今回はcompetence/competencyという単語に基づく調査であったため今後の課題として、まずは自分の中で図などにまとめ問題意識を明確化し頂いた指摘、意見を参考に引き続き先行研究調査とテーマ設定を行いたい。
研究状況報告(発表者:仲條さん)
前半は、研究テーマである旅行を切り口とした体験・感動・成長の相関について、共通理解と議論を深めるために、昨今の修学旅行における課題解決型体験プログラムの事例を紹介し、新学習指導要領で求められる「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)におけるフィールドワークとしての位置づけと重要性について解説した。
後半は、アンケート調査に関する質問項目の精査、分析の可能性、得られる知見の活用方について議論し、細部に至る貴重なご指摘やご意見を頂いた。日高教授からは、既存研究に基づいた独自の仮説を、調査実施前に構築をすることの重要性をご教授頂いた。また、自己評価という調査方法で得られるデータの限界、教育現場ゆえの質問内容の限界については十分認識したうえで研究を進める必要があると感じた。