2017年度 第8回ゼミ(2017.7.1)

研究状況報告(発表者:中條さん)

修学旅行の体験活動における感動因子・行動変容」に関するアンケートの回収状況、入力状況、並びにN=53における分析の着手状況についてご報告し、当面の課題である大量データの入力作業、データの解析方法や解析ツールに関して、皆様からご指摘並びにアドバイスを頂きました。

研究状況報告(発表者:秋山さん)
前回の「消費者行動と保険選択」についての考察を深めるため、行動経済学の基本について調べたこと(損失回避行動や参照点、現状維持バイアス、プロスペクト理論、等)を共有した。
また、「地震保険の加入率は毎年増加傾向にあるが、地震発生を目の当たりにした地域の方が、地震保険の加入が促進されるのか」を検証した結果として、「一定の関係性は見られる」事と「地震の結果、加入動機が促進されたものと言えるかどうか?については継続検討が必要である」事を報告し、以下のアドバイスを頂いた。
・今後の分析に際して、保険会社や販売代理店・募集人の行動特性(広告宣伝の有無や、商品ごとのインセンティブの違いなど)の影響を排除する必要がある。
・消費者が自ら購入したいと考えるタイプのものと、勧められて購入検討するタイプのものなど、商品特性の影響に考慮する必要があるのではないか。
・保険の効用をどのように捉えて、測るかについては、過去の研究結果があるのではないか。
・研究テーマとしては、損保に限らず生保も含めてはどうか。
なお、日高先生から、プロジェクトレポートの中間発表に向けた準備として、以下の観点をしっかりまとめるよう指導頂いた。
 ①研究の目的、②重要性とその論拠、③具体的な手法、④計画