2017年度 第5回ゼミ(2017.5.27)

研究状況報告(発表者:斉さん)

採用活動におけるソーシャルメディアの活用に関する現状調査を題に発表を行った。
人事管理領域(HRM)におけるビッグデータ、ソーシャルメディアの用途、メリット、デメリットについて調査とまとめの論文を紹介した。先生からはこのテーマに対する研究動機がはっきりしないため、さらに広範囲で情報収集を行い、どうしても解明したいことはを見つけ出してテーマにすべきとのご指摘をいただいた。
自分自身も今回の内容に関して自分にとっての研究意義がはっきりしないため、今後さらに情報と知識の収集を行い、方向性を明確にしたいと考えている。

研究状況報告(発表者:秋山さん)
論文「消費者のリスク認知の性質と保険選択行動」を紹介した。
ここでは、消費者の保険選択には高確率リスクに偏る逆選択的傾向が見られること、また、テロや機械トラブルといったリスクの具体性や明確性に影響されて増大して認知された保険の価値を著しく増大させる結果となったことが示されている。
この論文をベースとし、
・この消費者の認知の性質と保険選択行動がなりたっていることの検証
・どういう保険商品が消費者行動にマッチするのか。
・消費者行動にマッチさせるための効率的な認知のさせ方はあるのか
など、今後の研究の方向性について議論した。
消費者行動論において、保険は形がないところが特殊である。
行動経済学や、応用心理学、プロスペクト理論などについて、まずさわりは見たほうが良い。
修士の期間で研究できるものとして、具体的なデータをもとに分析するのが重要である。
例えば地震保険に関して、地震と地域のデータを分析する。熊本地震による加入者増加の影響は熊本のみなのか九州全般かなど。
仮説を作り確実に言えてそして意味がある事を調べていくのが良いとのアドバイスを頂いた。