Category Archives: 日高ゼミ

2021年度 第16回ゼミ(2021.7.24)

【研究状況報告:伊藤さん】

半導体業界の状況や、学術的により自身の研究に近しい論文を洗い出すため、システマティックレビューを行い、論文レビューを行った。
発表に向けて、研究の目的が曖昧であり、発表にまとまりがなかったため、しっかりとした論理を話すべきとのアドバイスを受けました。
いただいたアドバイスの内容については以下の通り;
・背景の把握がまだ研究の目的まで至っていない。半導体装置マーケットだけではなく、半導体そのものの動向を確認、把握する必要がある
・学術的に大事な文章が必要になるので、自身が解明したものを簡潔にまとめて話す必要がある。
・背景から目的に至るまでの部分において、先行研究を調べ、明確な目的意識に繋げられるのではないか。
・先行研究の考え方を参照にRQ1,RQ2が適切であるか考える必要がある。
以上のアドバイスを踏まえ、しっかりとした先行研究調査を行い、研究目的を論理的に説明できる内容を構築する必要があるため、先行研究の調査を中心に行っていきます。

2021年度 第15回ゼミ(2021.7.17)

【研究状況報告:原口さん】

関係性レントとアライアンスケイパビリティの考え方を用いて、スポンサーシップを通じたスポンサー企業間や開催都市との関係強化が企業価値にもたらす影響についての仮説モデルの説明を行った
また、スポンサー企業間の協業関係について、ネットワーク分析の手法を用いて関係性の可視化を試みた結果を報告した。
先生とゼミメンバーより以下のようなコメント、アドバイスをいただいた。

  • 協業の関係性については、産業全体との比較、契約前後の比較ができると良いのではないか。
  • この研究が誰にとっての知見になるかを考えた際、それがB2B企業ということであれば、定量分析で導かれる結論は企業にとって想定済の内容になる可能性が高い。定量分析以上に定性分析に重要な示唆が含まれるかもしれない。
  • 示したモデルにおいて、アントレプレナーシップがどこに関係してくるかを明確にした方が良い。

来月の中間報告に向けて、全体のストーリーを整理して研究の目的を明瞭にする中で、定性調査の項目も精査していく。

2021年度 第14回ゼミ(2021.7.10)

【研究状況報告:鍵和田さん】

リサーチフレームワーク、対外直接投資の定量的分析のための先行研究、本研究の研究手法及びデータについて発表し、以下の指摘を受けた:
新たな環境規制の指標の妥当性評価及び意義について質問があった。前者については、まずは既存研究と同様の定量分析を行い、結果の比較を行うこと、また、既存研究で用いられている環境規制の指標との相関性を調べることとなった。後者については、既存研究で用いられているアンケート調査の結果による指標は、コストがかかるため、本研究で提案する指標はコストがかからない定量的な指標であることに意義があるとの指摘があった。
・本研究の考察について、今から考えるよう指摘があった。

2021年度 第13回ゼミ(2021.7.3)

【研究状況報告:春山さん】

暫定の研究タイトル『推薦システムに対するユーザの明示的なフィードバック情報の提供意欲(WTPD) に関する考察』に対して、なぜ明示的なフィードバックの取得が推薦システムの開発に必要なのか、どのような研究手法を用いて研究を進めていくのかに関して、ディスカッションをした。それらに対してご指導・ご指摘いただいた重点は以下の通りである:
• 消費者は評価・レビューを参考に購買意思決定を図っているのに、評価・レビューをしないことが先行研究から見えてきたが、それらが推薦システムの明示的なフィードバックを必要とするメカニズムとは直接的には関係が不明瞭で、もう一段階理論・論拠を固めるべきとのご指摘をいただいた。
• Theory of Planned Behaviour(TPB) やTechnology Acceptance Model(TAM)などのモデルを用いてデータの提供意欲を説明することの前提として、なぜそのモデルで説明すべきなのか?そのモデルを選ぶ妥当性について説明が必要とのご指摘をいただいた。
次回は上記のことを踏まえて、この点に関する論拠を固めることとする。

2021年度 第12回ゼミ(2021.6.26)

【研究状況報告:落合さん】

現在執筆中PRについて
①インタビュー相手の詳細(相関図と妥当性)
②内容の分析と結論
について、前回個人ゼミでいただいたアドバイスをもとに素案を紹介した。
以下のアドバイスをいただいた。
①について
インタビュー相手の相関図についてはそれぞれの図形が意味するものが重要である。
対象企業の枠の大きさ(企業規模等)、ポジショニング、関係矢印の方向等を明確にして関係を明示すること。
②について
インタビューで明らかになった事項に対する結論において、「原因(なぜこうなったか?)」、「対応案(ではどうしたらいいか?)」等、さらなる踏み込んだ独自の主張を折り込んでいくことが必要。

2021年度 第11回ゼミ(2021.6.19)

【研究状況報告:鍵和田さん】

新しい環境規制の指標の提案、汚染逃避地仮説に関する先行研究の考察、及び研究目的とリサーチクエスチョンの見直しについて発表し、以下の指摘を受けた:
・テーマとして、「日本企業の汚染逃避行動に関する一考察」と掲げているが、被説明変数が産業レベルのデータであるため、果たして「日本企業」の行動を分析していると言えるのか。
・企業は、利益を最大化するために、環境対策コストを含む投資のコストを全て考慮し、コストが最も低い国に投資すると考えられる。そのため、環境規制が投資に負の影響を与えることは当たり前のことではないか。

2021年度 第10回ゼミ(2021.6.12)

【研究状況報告:落合さん】

インタビュー結果の分析方法および今後のスケジュールについてのアドバイスをいただいた。
当初案
先行研究(Patrick Spieth 2013 Business Model Innovation in the aviation indeustory )より
①インタビュー結果と文献分析に基づく我々の理解
②我々の命題とフレームワークの証明の引用
③相互関係分析と変数指向のコンテンツ分析
④現存する文献へのリンク
⑤既存の文献との関連性と差別化
アドバイス
・③~⑤については広範な先行研究の網羅が必要であり、かつAviation分野を超えたビジネスモデルの研究と知識が必要となる。
そこまで範囲を広げるのは困難であり、かつ、今回の研究の目的に沿った分析とは言えない。
・インタビューデータをとおして判明した「事実」と「意見・戦略」についての理解をさらに深堀りをすることが重要。
分析・考察として「事実」「戦略」の裏付けを丁寧にとっていくことが望まれる。

PR発表会・審査会の日程を見ながらPR本文の執筆日程含め、スケジューリングしていくこと。

【研究状況報告:原口さん】

リサーチフレームワークとアンケートの設計の報告を行い、下記のようなアドバイスをいただいた。
RQの設定について
・BtoB企業によるアントレプレナーシップの実例が幾つかあることを示しながらRQにつながる背景の説明をしていくと良い。
RQ1に関する調査について
・イベントスタディについて、先行研究結果と異なる結果になったことに関する考察が欲しい。
SNS等の影響でBtoCブランドの形成プロセスに変化が起こっている可能性もある。
なぜGAFAのような企業はスポンサーしていないのか、過去スポンサーをしていた企業はなぜやめたのか、といった逆の立場からの質問にも本質的な答えがあるかもしれない。
アンケートについて
・先行研究と比較するためにも、可能ならばゼロから作るよりも似た分野のアンケートを修正して作成した方が良い。
・政府や行政との関係構築は動機の一つとなっている可能性が高いので項目にも入れた方が良い。

2021年度 第9回ゼミ(2021.6.5)

【研究状況報告:春山さん】

暫定の研究タイトル『推薦システムに対するユーザの明示的なフィードバック情報の提供意欲(WTPD) に関する考察』に対して、なぜ明示的なフィードバックの取得が推薦システムの開発に必要なのかに関して、この主張を支持する理由を挙げてそれらに対するディスカッションをした。それらに対してご指導・ご指摘いただいた重点は以下の通りである:

  • アイテム・ユーザー行列のスパース性の改善につながるポイントに対しては、スパース性が高い行列では、明示的なフィードバックが増大してもスパース性の改善に綱らがない可能性があることを議論。スパース性を1つの理由として上げるためには、スパース性を定量化をした上で明示的なフィードバックの増大が予測精度にどのような影響を持つのかを調べる必要があるとご指導をいただいた。
  • 暗示的なフィードバックの特性としてネガティブな評価に対するデータを得られない、と記載していた点に関して行動データでもネガティブな評価を表している場合が存在するので、表現に注意することを留意。
  • 明示的なフィードバックは場面によって中立性が担保されないことに関しては、推薦システムの設計や開発に与える影響を考慮する必要性があることをディスカッション。

次回は上記のことを踏まえて、この点に関する論拠を固めることとする。

2021年度 第8回ゼミ(2021.5.29)

【研究状況報告:伊藤さん】

半導体装置市場における各社のサービス事業の取組として、半近年における導体装置市場売上の8割を占めている5社に対してサービス事業への取組内容を事前調査として発表させていただきました。半導体5社の内4社が半導体製造プロセスへ関与する方向でのサービス発展を進めており、又売り上げを伸ばしている。半導体メーカーの生産工程に食い込むことにより、半導体メーカーが抱えるハード面の問題を含め、装置メーカーがサポートすることにより、今後の今後の半導体装置メーカーにおけるサービス事業発展、昨今の半導体不足に対する気づきになれるのではないか?として、研究の目的を半導体製造装置メーカーのサービス事業向上は半導体市場の生産性向上にどのような影響をあたえるかと定め経緯を発表した。
日高先生およびゼミの皆様よりいただいたアドバイスは以下の通り
・研究を進めるにあたり、半導体のロードマップの整理やサービス事業がなぜ向上しなければいけないか?など、事実関係の整理をしっかりと行う必要がある。
・サービスなどを一般化すれば、はたして半導体の生産性が上がるのか?そのあたりの関係性をしっかりと見極めなければならなない。議論に有効なアウトプット<==>インプットの関係性など業界の動向をしっかりと把握する必要がある。
・半導体装置メーカー、半導体メーカーの力関係や、それぞれのコンピテンシーを明確にし、分析する必要がある。
・半導体製造が不足している現状に対して、うまくいっていない原因はそもそも何なのか?本当にサービスが原因に関わっているのか?組織内の力関係はどうなっているのか?などしっかりとした情報集めが必要になる。
以上のアドバイスを踏まえて、研究の設計を行うべく、研究フレームワーク作成中心に今後進めていきます。

2021年度 第7回ゼミ(2021.5.22)

【研究状況報告:落合さん】

プロジェクトレポート「Aviation After Service Business(MROビジネス)」について
「インタビュー記録」(4人分)および現段階での関連仮説/得られた知見を紹介した。
ゼミ中にいただいたアドバイスは下記のとおり。
・得られた(インタビュー)データをどのように分析するかが重要である。語られたデータが「事実」なのか「意見・意思」かを明確化すること。「意見・意思」については事実に基づいた論理的なものであるか見極めること。
・客観性と主観性の違いを頭に置きながらデータコーディングをすすめること。
(例)日本におけるAviation Businessが発展しない理由のひとつに「英語力」がありうるという考え方について…客観的事実かインタビュイーの個人的見解か等を見定める 等
・複数インタビューで、同一の意見から見いだせること、異なる意見についてはその背景を考えていくことがさらに深い考察につながる。
・仮説検証の妥当性について、定性分析における立証検証は定量分析におけるものと異なり、最終的には研究者の判断となるが、その判断には論理性と納得性が必要である。
・MROビジネスが航空機ビジネス(航空輸送産業)に与える影響およびMROビジネスの役割を明示すること。この必要度が日本でのビジネス方向性を見定める指針となりうる。
・現段階では
-仮説2「コスト競争力」仮説3「整備生産力」が発展のためのキーとなりうるとの見通しがあるが、これらを「テクノロジー」の深化によって解決する方向の議論があるかどうかを盛り込むとよい。
-また仮説2「コスト競争力」については、ある意味では低労働コストを原資とする「格差ビジネス」という面でとらえることができる。STGs経営が求めれる現代・将来においてこの構造がどのような見通しとなるか、(少なくとも)考察等に加えていくことも考慮することが望まれる。

その他個別内容について
・本議論の前提としてMROビジネスの航空機整備(ライン・点検整備)、部品整備(エンジン、コンポーネント)の分類および今回のスコープが点検整備(格納庫整備)であることを明示すること。
・ビジネスに対する国家政策の方向性、支援の重要性が想定される。このあたりの調査をどのようにすすめるか検討すること。
・引き続き残ったインタビューをすすめながら、個々インタビュイーが仮説に対してどのようなスタンスでいるかの表の作成をすすめていくこと。