2019年度 第16回ゼミ(2019.8.10)

【研究状況報告:角田さん】

研究計画に関して発表を行った。
1: 定性的分析に関しては手法や理論というより誰に何を聞くかの方が重要という指摘をいただいた。
また実施の分析にあたって事前の練習が必要となる。
2: また研究の位置づけに関して、現在対象としている品質は何の品質なのか、また説明変数と考えている組織要因は
なぜ組織要因が挙げられるのかというご指摘をいただいた。
この点に関して先行研究を整理し、位置づけを明確にする。
また次回のアクションとして研究設計の見直し,インタビュー設計、及び実施を行う。

【研究状況報告:友野さん】

前回(7/16)発表を行った際に指摘を受けていた研究の目的やモチベーションについてもう少し整理したほうが良いという点について改めて考えたことについての話をした。

入学当初強い関心を持っていたアジャイル開発について、アジャイル開発プロジェクト成功のため因子(Critical Success Factor)に関する論文の紹介を交えて整理した。

アジャイル開発を含む昨今のソフトウェア・エンジニアリングの文脈でのUML、SysMLなどのモデリング活用について何かしらの知見を得たいということが直近の関心事ではあるが、アジャイル開発プロジェクトとモデリング活用に関して、筋の通った仮説を整理することができず、
「アジャイル開発とモデリングを絡めること自体に大きな飛躍がある」
「アジャイルの側面かモデリングの側面か見る側面によりやるべきことが変わるのでは」
などの指摘をいただいた。

このあたりについてもう少し深堀りしギャップを努力を埋める努力をしながら、リサーチフレームワークの作り込みを行っていきたい。