2019年度 第2回ゼミ(2019.4.6)

【研究状況報告:関さん】

プログラマー向け知識共有コミュニティにおける知識の質に関する研究をする中でRQ設定までの過程を報告。
問題意識と研究の内容がリンクしていないように見えるため、丁寧な説明をするか、内容を見直すようにご指摘いただいた。
プログラマー向け知識共有コミュニティである「Stack Overflow」の研究を進めるにあたり、「質」をどう測るか、先行研究を深堀して測定する軸の案を出すようアドバイスをいただいた。

【研究状況報告:前川さん】

今年度からゼミの新たな取組として、文献・論文の購読を行い、その要旨の発表を行う、というものが始まった。ここでは、自分の研究領域に関係する文献・論文を自由に選定し、ゼミ内で共有するというものである。
今回、マルコ・イアンシティ、ロイ・レビーン『キーストーン戦略』(2004)を扱った。プラットフォームエコシステムを考慮していくうえで、重要な書籍の一つであり、その時点で未読であったことが、取り上げた理由である。
この書籍のポイントが「エコシステム/ネットワークの構造」「それぞれのプレーヤーの役割」「エコシステムの健全性指標」「競争基盤」となっており、これらが2019年の現時点でも同じことが言えるのか、という考察について、次回発表することを予定している。