2016年度 春季ゼミ(2017.3.4)

2016年度の日高研ゼミも前回をもって終了しました。皆様お疲れ様でした。今年度の最後の締めくくりとして、3月4日に大岡山にて春季一日ゼミが行われました。以下随時掲載してきますので、よろしくお願いします。

ゼミ風景

ゼミ風景


2017年春季一日ゼミ

2017年春季一日ゼミ

研究状況報告(発表者:秋山さん)

日本の損害保険事業を考える参考として、論文「米国損害保険市場の動向」を説明した。
売上など各指標の増減トレンドや種目ごとの内訳に加えて、比較販売の最近の手法について紹介を行った。今は研究の方法として業界の中について見ているが、違う業界を見てみる事が考えられる。前回、話が出たキャッシュレスの状況についてもいろんな業界であるはず。違う業界と比較してみて構造やその他の違いを議論してみてはどうか。日本におけるダイレクト社のシェア変化の状況と、米国の状況との差は何か?また、例えば旅行会社のWEB販売の状況と保険会社との違いは何か?など、比較してみることで検討が深まるのではないか。とのアドバイスを頂いた。

研究状況報告(発表者:上田さん)

“An Economic Model of U.S. Airline Operating Expenses”(Harris, 2005)の内容を紹介し、今後のプロジェクトレポートの構想を発表した。エアラインの経済モデルを設定し、それをベースにサービス品質とコストの関係性の考察を考えている。モデルの目途はついたので、レポートの意義を整理した上で指標とするサービス品質を洗い出し、次回の発表に向けて準備を進める。

研究状況報告(発表者:角田さん)

現在考えているテーマの方向性及びそのテーマの参考になる論文(Knowledge Transfer in Intraorganizational Networks(Tsai,2001))の紹介、発表を行った。テーマ設定に関しては自社のコンピテンスモデルやIT skill 標準などを参考にできるのではないかというご指摘を頂いた。また、論文の中の定義付け、や統計手法に関して具体的にするようご指導いただいた。

研究状況報告(発表者:斉さん)

ERPパッケージのサービス化にあたって、カスタマイズの課題に関連する記事と論文の概要と研究手法を紹介した。
研究の進め方や方向性について様々なご意見をいただいた。方向性に関しては、相手顧客の特徴や新しいテクノロジーに注目することで何か新しい観点を導き出せないか、またはERPに限らずSaaSで成功した汎用化事例も考察すべきではないかとご指摘をいただいた。進め方については、雑誌や特集から基本知識を更に蓄積すること、資料の整理を行うこと、及びより具体的な内容を語るべきことなど、先生からご指導をいただいた。

研究状況報告(発表者:仲里さん)

エンジニアのスキル向上について、情報処理推進機構が策定するiコンピテンシーディクショナリーについて紹介した。i コンピテンシーディクショナリーが自己評価で運用される場合の信頼性の低さを指摘していただき、他者評価の方法を検討するようにアドバイスをいただいた。

研究状況報告(発表者:仲條さん)

文献紹介
文献名: The Experience Economy 『経験経済』 脱コモデイティー化のマーケテイング戦略 B.Joseph pine Ⅱ James H. Gilmore 共著
要旨と考察についてPPにて説明